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社会保険労務士合格研究室

令和6年度択一式を振り返りましょう(労働に関する一般常識)

R7-119 12.24

<令和6年の問題を振り返って>労働安全衛生調査からの出題

令和6年度の試験を振り返って、今後の勉強に役立てましょう

今日は、労働に関する一般常識の択一式です。

 

 

 令和6年は、「令和4年労働安全衛生調査(実態調査)(事業所調査)(厚生労働省)」から出題されました。

※なお、令和6725日に、「令和5年」の結果が公表されています。

 

 

令和6年の問題をどうぞ!

①【R6年問1-A

 メンタルヘルス対策に取り組んでいる事業所の割合は6割を超えている。このうち、対策に取り組んでいる事業所の取組内容(複数回答)をみると、「ストレスチェックの実施」の割合が最も多く、次いで「メンタルヘルス不調の労働者に対する必要な配慮の実施」となっている。

 

 

 

 

 

【解答】

①【R6年問1-A】 〇

<メンタルヘルス対策に取り組んでいる事業所の割合>

令和5年調査では63.8%(令和4年調査63.4%)ですので、6割を超えています。

<事業所の取組内容(複数回答)>

・最も割合が多いのは、「ストレスチェックの実施」です。

(令和5年調査65.0%、令和4年調査63.1%)

・次は、「メンタルヘルス不調の労働者に対する必要な配慮の実施」です。

(令和5年調査49.6%、令和4年調査53.6%)

 

 

②【R6年問1-B

 過去1年間(令和3111日から令和41031日までの期間)に一般健康診断を実施した事業所のうち所見のあった労働者がいる事業所の割合は約7割となっている。このうち、所見のあった労働者に講じた措置内容(複数回答)をみると、「健康管理等について医師又は歯科医師から意見を聴いた」の割合が最も多くなっている。

 

 

 

 

 

【解答】

②【R6年問1-B】 〇

<過去1年間に一般健康診断を実施した事業所のうち所見のあった労働者がいる事業所の割合>

・約7割(令和4年調査69.8%)です。

<所見のあった労働者に講じた措置内容(複数回答)>

・最も割合が多いのは、「健康管理等について医師又は歯科医師から意見を聴いた」です。(令和4年調査45.3%

 

 

③【R6年問1-C

 傷病(がん、糖尿病等の私傷病)を抱えた何らかの配慮を必要とする労働者に対して、治療と仕事を両立できるような取組がある事業所の割合は約6割となっている。このうち、取組内容(複数回答)をみると、「通院や体調等の状況に合わせた配慮、措置の検討(柔軟な労働時間の設定、仕事内容の調整)」の割合が最も多く、次いで「両立支援に関する制度の整備(年次有給休暇以外の休暇制度、勤務制度等)」となっている。

 

 

 

 

 

【解答】

③【R6年問1-C】 〇

<治療と仕事を両立できるような取組がある事業所の割合>

・約6割(令和4年調査 58.8%)です。

<取組内容(複数回答)>

・最も割合が多いのは、「通院や体調等の状況に合わせた配慮、措置の検討(柔軟な労働時間の設定、仕事内容の調整)」です。(令和4年調査 86.4%)

・次が「両立支援に関する制度の整備(年次有給休暇以外の休暇制度、勤務制度等)」です。(令和4年調査 35.9%)

 

 

④【R6年問1-D

 傷病(がん、糖尿病等の私傷病)を抱えた労働者が治療と仕事を両立できるような取組がある事業所のうち、取組に関し困難や課題と感じていることがある事業所の割合は約8割となっている。このうち、困難や課題と感じている内容(複数回答)をみると、「上司や同僚の負担」の割合が最も多く、次いで「代替要員の確保」となっている。

 

 

 

 

【解答】

④【R6年問1-D】 ×

<治療と仕事を両立できるような取組がある事業所のうち、取組に関し困難や課題と感じていることがある事業所の割合>

・約8割(令和4年調査 81.8%)です。

<困難や課題と感じている内容(複数回答)>

・最も割合が多いのは、「代替要員の確保」です。(令和4年調査 77.2%)

・次が「上司や同僚の負担」です。(令和4年調査 51.2%)

 

 

⑤【R6年問1-E】

 転倒災害を防止するための対策に取り組んでいる事業所の割合は8割を超えている。このうち、転倒災害防止対策の取組内容(複数回答)をみると、「通路、階段、作業場所等の整理・整頓・清掃の実施」の割合が最も多く、次いで「手すり、滑り止めの設置、段差の解消、照度の確保等の設備の改善」となっている。

 

 

 

 

 

 

【解答】

⑤【R6年問1-E】 

<転倒災害を防止するための対策に取り組んでいる事業所の割合>

8割を超えています。(令和4年調査 84.6%)

<転倒災害防止対策の取組内容(複数回答)>

最も割合が多いのは、「通路、階段、作業場所等の整理・整頓・清掃の実施」です。

(令和4年調査 85.4%)

次が、「手すり、滑り止めの設置、段差の解消、照度の確保等の設備の改善」です。

(令和4年調査 56.6%)

 

<参照>

令和5年 労働安全衛生調査(実態調査)|厚生労働省

令和4年 労働安全衛生調査(実態調査)|厚生労働省

社労士受験のあれこれ