拠出制の国民年金法がスタートしたのは「昭和36年4月1日」です。
この年号は重要なのでしっかり覚えましょう。(ちなみに昭和36年の流行語に、「巨人大鵬卵焼き」というのがあるそうです。)
★厚生年金や共済年金は既に存在していた★
会社員には「厚生年金」、公務員には「共済年金」があり、会社員や公務員には既に年金制度がありましたが、農林水産業に従事している人や自営業者のための年金制度はありませんでした。
★自営業者などには年金がなかった★
厚生年金や共済年金でカバーできない農林水産業従事者や個人商店の店主等のために作られた年金制度が「国民年金」です。
★国民皆年金★
拠出制の国民年金が開始されたのが「昭和36年4月」です。これで、会社員や公務員以外の全国民が年金制度に加入することになりました。このことを「国民皆年金」といいます。
★保険料と給付★
ちなみに、昭和36年当時の保険料は月100円(35歳以降150円)で、40年加入した場合の年金額は3500円だったそうです。(平成23年厚生労働白書より)
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