さて、昭和34年11月に給付が開始された無拠出制の福祉年金ですが、福祉年金は現在どうなっているのでしょうか?
「老齢福祉年金」は、現在も「老齢福祉年金」として支給されています。
「障害福祉年金」と「母子(準母子)福祉年金」については、昭和61年4月1日以降、「障害福祉年金」→「障害基礎年金」に、「母子(準母子)福祉年金」→「遺族基礎年金」にそれぞれ裁定替えされています。
過去問もチェックしておきましょう!
①平成21年出題
昭和61年3月31日において、旧国民年金法による障害福祉年金の受給権を有していた者のうち、昭和61年4月1日において障害の状態が障害基礎年金の障害等級に該当する程度の障害の状態にある者には、障害基礎年金が支給される。
②平成16年出題
昭和61年3月31日において旧国民年金法による母子福祉年金又は準母子福祉年金の受給権を有する者については、国民年金法第37条に該当するものとみなして、遺族基礎年金を支給する。
<解答>
①平成21年出題 ○
障害福祉年金は、昭和61年4月1日に障害基礎年金に裁定替えされました。
②平成16年出題 ○
母子福祉年金・準母子福祉年金は、昭和61年4月1日に遺族基礎年金に裁定替えされました。
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