2月28日に、平成28年「就労条件総合調査」の結果が厚生労働省から公表されています。
その1 年次有給休暇取得率記事 → コチラから
本日は「労働費用」です。
平成27年(又は平成26会計年度)の「労働費用総額」は常用労働者1人1か月平均416,824円です。
「労働費用総額」は「現金給与額」と「現金給与以外の労働費用」に分けられます。「労働費用総額」を100とすると、それに占める割合は、現金給与額80.9%、現金給与以外の労働費用19.1%となります。
★ 今日は、「労働費用総額」の19.1%を占める「現金給与以外の労働費用」に注目してみましょう。
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「現金給与以外の労働費用」は、「法定福利費」、「退職給付等の費用」、「法定外福利費」などで構成されています。
それぞれが占める割合は「法定福利費」59.9%、「退職給付等の費用」23.7%、「法定外福利費」8.2%などとなっています。
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★ それでは問題です。
「現金給与以外の労働費用」の内、59.9%を占める「法定福利費」。「法定福利費」とは何を指しているでしょう?
(解答)
「法定福利費」とは、「厚生年金保険料」、「健康保険料・介護保険料」、「労働保険料」などのことです。
ちなみに、「厚生年金保険料」は、「法定福利費」の54.3%を占めています。(厚生年金保険の保険料率が高いので、これは分かりやすいですね。)
★就労条件総合調査とは★
賃金制度、労働時間制度、定年制等の現状を総合的に調査し、民間企業の就労条件の現状を明らかにするもの。厚生労働省が実施しています。
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