R3-084
令和2年の出題から、「覚えるところ」をつかみましょう。
ではどうぞ!
<問9-C>
総括安全衛生管理者は、当該事業場においてその事業の実施を統括管理する者をもって充てなければならないが、必ずしも安全管理者の資格及び衛生管理者の資格を共に有する者のうちから選任しなければならないものではない。
【解答】 〇
総括安全衛生管理者は、事業場の労働者のトップが選任されるイメージです。仕事は事業場の統括管理が仕事なので、一般的に工場長や部長などが該当します。
問題文にあるように、安全管理者の資格及び衛生管理者の資格などは要りません。
では、こちらもどうぞ!
H19年出題①
総括安全衛生管理者は、厚生労働大臣の定める研修を修了した者のうちから選任しなければならない。
H19年出題②
総括安全衛生管理者は、当該事業場においてその事業の実施を統括管理する者又はこれに準ずる者をもって充てなければならない。
【解答】
H19年出題① ×
総括安全衛生管理者は、問題文のような要件はありません。総括安全衛生管理者は、統括管理する者(権限や責任がある人)を充てます。
H19年出題② ×
「これに準ずる者」は総括安全衛生管理者として選任できません。
では、選択練習問題をどうぞ!
(総括安全衛生管理者)
1. 事業者は、政令で定める規模の事業場ごとに、厚生労働省令で定めるところにより、総括安全衛生管理者を選任し、その者に安全管理者、衛生管理者又は第25条の2第2項の規定により技術的事項を管理する者の指揮をさせるとともに、 次の業務を< A >させなければならない。
① 労働者の危険又は健康障害を防止するための措置に関すること。
② 労働者の安全又は衛生のための教育の実施に関すること。
③ 健康診断の実施その他健康の保持増進のための措置に関すること。
④ 労働災害の原因の調査及び再発防止対策に関すること。
⑤ 前各号に掲げるもののほか、労働災害を防止するため必要な業務で、厚生労働省令で定めるもの
2. 総括安全衛生管理者は、当該事業場においてその事業の実施を< A >する者をもって充てなければならない。
3. < B >は、労働災害を防止するため必要があると認めるときは、総括安全衛生管理者の業務の執行について事業者に< C >することができる。
【解答】
A 統括管理
B 都道府県労働局長
C 勧告
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