R4-041
令和3年の問題から、よくでるところを振り返りましょう。
今日は社会保険一般常識です。
では、どうぞ!
①【R3年問10D】
社会保障給付費の部門別構成割合の推移を見ると、1989(平成元)年度においては医療が49.5%、介護、福祉その他が39.4%を占めていたが、医療は1990年代半ばから、介護、福祉その他は2004(平成16)年度からその割合が減少に転じ、年金の割合が増加してきている。2017(平成29)年度には、年金が21.6%と、1989年度の約2倍となっている。
【解答】
①【R3年問10D】 ×
ヒント!
法律の制定の順番を思い出しましょう。
・健康保険法制定(大正11年) 日本最初の医療保険
・船員保険法制定(昭和14年) 社会保険方式による日本最初の公的年金制度
・介護保険法施行(平成12年)
この順番を意識して問題文を読んでみると、1989(平成元)年度に、介護、福祉その他が39.4%を占めてる、という部分に違和感を覚えると思います。
令和2年版厚生労働白書によると、
(社会保障給付費の部門別構成割合の推移)
・1989(平成元)年度においては年金が49.5%、医療が39.4%を占めていた
・医療は1990年代半ばから、年金は2004 (平成16)年度からその割合が減少に転じ、介護、福祉その他の割合が増加してきている。
・2017年度には、介護と福祉その他を合わせて21.6%と、1989年度の約2倍となっている
(参照:令和2年版厚生労働白書 P120)
では、もう一問どうぞ!
②【R3問10A】
公的年金制度の被保険者数の増減について見ると、第1号被保険者は、対前年比 70万人増で近年増加傾向にある一方、第2号被保険者(65歳以上70歳未満の厚生年金被保険者を含む。)や第 3号被保険者は、それぞれ対前年比 34万人減、23万人減で、近年減少傾向にある。これらの要因として、新型コロナウイルス感染症の影響による生活に困窮する人の増加、失業率の上昇等があげられる。
【解答】
②【R3問10A】 ×
(公的年金制度の被保険者数の増減について)
・ 第 2号被保険者は対前年比 70万人増 で、近年増加傾向にある
・ 第 1号被保険者や第 3号被保険者はそれぞれ対前年比 34 万人、23万人減で、近年減少傾向にある
・ (要因)被用者保険の適用拡大や厚生年金の加入促進策の実施、高齢者等の就労促進などが考えられる。
(参照:令和2年版厚生労働白書)
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