平成29年度の選択式を順番に見ていきます。
今後の選択対策に生かせるよう、傾向を分析していきます。
本日は、「厚生年金保険法」です。
【A】
「国庫負担」からの出題です。
皆さましっかりチェックしていた箇所だと思います。
【B】
「中高齢寡婦加算の額」からの出題です。
これもできた方が多かったのでは?
【C】
「3号分割・特定期間」からの出題です。
離婚時の年金分割には、合意分割と3号分割の2つのパターンがあります。ケアレスミスを防ぐためにも、どちらのパターンの問題なのかきちんと確認しましょう。
この問題は3号分割です。合意分割との違いを押さえておけば、迷わず解けます。
【D】
「標準報酬改定請求の請求期限」からの出題です。
厚生年金保険法施行規則第78条の3に規定されています。
ここまでチェックしていた方は少ないのではないでしょうか?分からなくても仕方ありません。気にしなくていいです。
【E】
「合意分割」の按分割合からの出題です。
平成21年択一式で出題されている箇所です。
「按分割合」とは、第1号改定者と第2号改定者の対象期間標準報酬総額の合計額に対する第2号改定者の対象期間標準報酬総額の割合のことです。
合意分割するにあたって、第2号改定者の割合が増えるということ、ただし、その割合は2分の1が限度、というルールをおさえていれば解ける問題だと思います。
今後の勉強のポイント!
★ よく出る基本的な箇所はきちんと覚える
基本的な箇所は必ず暗記して落ち着いて解きましょう。問題の読み間違いや早とちりには注意。
社労士受験のあれこれ