何度も何度も繰り返し出題され、テキストには、ゴシック体・太字・色付き・アンダーラインで示される箇所。
そんな「定番問題」は、慣れてしまえば大丈夫。
定番問題を取り上げていきます。
定番問題 (延納の場合の端数処理)
分割したときの1円未満の端数は、第1期分に加算する
★ 概算保険料を延納する場合、余り(1円未満の端数が.3333…の場合は1円、.66666…の場合は2円)が出ることがあります。その場合の余りは第1期分に加算します。
★ 例えば、概算保険料が80万円で3期に分けて納付する場合
800,000円÷3=266,666.6666円となり、2円余ります。
その場合の各期の納付額は、
第1期分 266,668円 →(余りの2円は第1期分に加算する)
第2期分 266,666円
第3期分 266,666円
となります。
これを覚えると、平成29年【労災問10】アが解けます。
★問題です。
(平成29年【労災問10】ア)
概算保険料17万円を3期に分けて納付する場合、第1期及び第2期の納付額は各56,667円、第3期の納付額は56,666円である。
<解答> ×
170,000円÷3=56,666.666…ですので、2円余ります。
余った2円は1期に加算します。第1期56,668円、第2期と第3期は各56,666円となります。
社労士受験のあれこれ