R6-187
過去問から学びましょう。
今日は労働に関する一般常識です。
令和5年「就労条件総合調査」の結果より、「労働時間制度」をみていきましょう。
(週休制) 主な週休制の形態をみると、「何らかの週休2日制」を採用している企業割合は 85.4%(令和4年調査 83.5%)となっており、さらに「完全週休2日制」を採用している企業割合は 53.3%(同48.7%)となっている。 「完全週休2日制」を採用している企業割合を企業規模別にみると、「1,000 人以上」が 68.1%、「300~999 人」が 60.0%、「100~299 人」が 52.2%、 「30~99 人」が 52.5%となっている。
(変形労働時間制の採用状況) 変形労働時間制を採用している企業割合は 59.3%(令和4年調査 64.0%)となっており、これを企業規模別にみると、「1,000 人以上」が 77.3%、「300~999 人」が 68.6%、「100~299 人」が 67.9%、「30~99 人」が 55.3%となっている。 また、変形労働時間制の種類(複数回答)別にみると、「1年単位の変形労働時間制」が 31.5%、「1か月単位の変形労働時間制」が 24.0%、「フレックスタイム制」が 6.8%となっている。 |
過去問をどうぞ!
①【H28年出題】
何らかの週休2日制を採用している企業はどの企業規模でも8割を超えているが、完全週休2日制となると、30~99人規模の企業では3割にとどまっている。
②【R4年出題】
主な週休制の形態を企業規模計でみると、完全週休2日制が6割を超えるようになった。
③【R4年出題】
変形労働時間制の有無を企業規模計でみると、変形労働時間制を採用している企業の割合は約6割であり、これを変形労働時間制の種類(複数回答)別にみると、「1年単位の変形労働時間制」が「1か月単位の変形労働時間制」よりも多くなっている。
④【H28年出題】
フレックスタイム制を採用している企業割合は、3割を超えている。
【解答】
①【H28年出題】 ×
何らかの週休2日制を採用している企業はどの企業規模でも8割を超えています。
完全週休2日制は、30~99人規模の企業では「52.5%」ですので、「3割にとどまっている」は誤りです。
②【R4年出題】 ×
企業規模計でみると、完全週休2日制を採用している企業割合は53.3%で、6割は超えていません。
③【R4年出題】 〇
変形労働時間制の有無を企業規模計でみると、変形労働時間制を採用している企業の割合は59.3%です。
変形労働時間制の種類(複数回答)別では、「1年単位の変形労働時間制」が31.5%、「1か月単位の変形労働時間制」が24.0%です。
④【H28年出題】 ×
フレックスタイム制を採用している企業割合は、6.8%です。3割は超えていません。
参照 厚生労働省 令和5年就労条件総合調査 結果の概況
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/23/index.html
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