朝からセミが大合唱。暑いです!
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そろそろ、選択式の勉強もスタートしていきましょう。
貴重な時間を無駄にできないので、一から十まで丸暗記ではなく、「要点」だけ覚えることを意識しましょう。
選択式対策として、各科目順番に「要点」に絞った問題をアップしています。
★ 今日は「国民年金法」です。
<基礎年金拠出金>
1 < A >は、毎年度、基礎年金の給付に要する費用に充てるため、基礎年金拠出金を負担する。
2 < B >は、毎年度、基礎年金の給付に要する費用に充てるため、基礎年金拠出金を納付する。
3 財政の現況及び見通しが作成されるときは、< C >は、< A >が負担し、又は< B >が納付すべき基礎年金拠出金について、その将来にわたる予想額を算定するものとする。
【解答】
A 厚生年金保険の実施者たる政府 B 実施機関たる共済組合等
C 厚生労働大臣
過去問もどうぞ
(H25年出題)
基礎年金拠出金の算定基礎となる「政府及び実施機関に係る被保険者」とは、厚生年金保険の実施者たる政府にあっては、第1号厚生年金被保険者である第2号被保険者をいい、その被扶養配偶者である第3号被保険者は含まない。
【解答】 × 第3号被保険者も含みます。
「基礎年金拠出金」って?
基礎年金の給付の費用に充てるために、厚生年金保険の実施者たる政府と実施機関たる共済組合等が、国民年金に拠出しているものです。
「基礎年金拠出金の額」はどうやって算出するの?
「国民年金の被保険者総数」に対する「第2号被保険者総数+第3号被保険者の総数」の比率を使って算出します。基礎年金拠出金は、第2号被保険者の数だけでなく、第3号被保険者の数も含めて算出してますよー、というのがこの問題の論点です。
そもそも「基礎年金拠出金」のお金はどこから出てるの?
厚生年金保険の保険料が使われています。そして、その中には第3号被保険者の基礎年金の費用分も含まれている、と考えてください。
第2号被保険者、第3号被保険者は国民年金に保険料を払わなくてもいい?
第2号被保険者と第3号被保険者は、国民年金に対して保険料を個別で納付する必要はありません。第2号被保険者と第3号被保険者の基礎年金は、基礎年金拠出金でまかなうからです。
社労士受験のあれこれ