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今週は国民年金法です。
① 保険料 (平成19年出題(改))
国民年金の保険料は、法律で定められた平成16年度価格の保険料の額(平成28年度に属する月の月分は< A >円)に、その年度の保険料改定率を乗じて得た額とされている。保険料改定率は、平成17年度については1とされ、平成18年度以後については、それぞれの年度の前年度の保険料改定率×当該年度の初日の属する年の< B >年前の物価変動率×当該年度の初日の属する年の4年前の年度の実質賃金変動率(3年前から5年前のものの3年平均)とされている。平成28年度の保険料改定率は< C >である。
② 平成28年度の年金額
老齢基礎年金の額(満額)は、780,900円に改定率を乗じて計算する。
改定率は、毎年度改定され、新規裁定者(68歳到達年度前)は< D >に調整率を乗じて得た率を基準として改定し、既裁定者(68歳到達年度以後)は< E >に調整率を乗じて得た率を基準として改定される。
平成28年度年金額改定に係る< D >がマイナス0.2%、< E >がプラス0.8%、マクロ経済スライド調整によるスライド調整率はマイナス0.7%となり、 < D >がマイナス、< E >がプラスとなっているため、改定率は、新規裁定者及び既裁定者ともに「1」を基準として改定される。そのためマクロ経済スライド調整も行われない。
平成28年度の年金額の改定率は、平成27年度と同じ< F >となった。
<解答>
① 保険料 (平成19年出題(改))
A 16,660 B 2 C 0.976
★ 平成28年度保険料改定率=前年度の保険料改定率×名目賃金変動率
平成28年度の保険料= 16,660円×0.976 ≒ 16,260円
(端数処理 → 5円未満は切捨て、5円以上10円未満は10円に切上げ)
② 平成28年度の年金額
D 名目手取り賃金変動率 E 物価変動率 F 0.999
★ 平成28年度年金額改定の仕組みはこちらの記事をどうぞ → H28年度年金額
★ 平成28年度の老齢基礎年金の満額は、780,900円×0.999 ≒ 780,100円
(端数処理 → 50円未満は切捨て、50円以上100円未満は100円に切上げ)
ここもポイント!
保険料改定率は「名目賃金変動率」、新規裁定者の改定率は「名目手取り賃金変動率」が基準となります。名称が似ているので間違えないようにしましょう。
「名目賃金変動率」
= ①2年前の物価変動率×②4年前の年度の実質賃金変動率
「名目手取り賃金変動率」
=①前年の物価変動率×②3年前の年度の実質賃金変動率×③3年前の年度の可処分所得割合変化率
社労士受験のあれこれ