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統計調査の概要も知っておきましょう。

H28.7.26 毎週火曜日は労働の一般常識!(統計調査について)

毎週火曜日は、労働の一般常識の労働経済について勉強してきました。

労働の一般常識(労働経済編)は今週で最終回となります。

最終回は、「統計調査」の特徴をおさえることにしましょう。

 

 

◆「毎月勤労統計調査」(厚生労働省)

毎月勤労統計調査とは?(厚労省HP)」より

→ 賃金、労働時間及び雇用の変動を明らかにすることを目的に厚生労働省が実施する調査。統計法に基づく国の重要な統計調査である基幹統計調査。

 ・現金給与額  ・実労働時間、出勤日数  ・常用労働者

 

◆「賃金構造基本統計調査」(厚生労働省)

「賃金構造統計調査の概要(厚労省HP)」より

→ 主要産業に雇用される労働者について、その賃金の実態を労働者の雇用形態、就業形態、職種、性、年齢、学歴、勤続年数、経験年数別等に明らかにするもの。統計法による基幹統計

 最低賃金の決定や労災保険の給付額算定の資料、雇用・労働に係る国の政策検討の基礎資料として活用されている。

 

◆「就労条件総合調査」(厚生労働省)

「就労条件総合調査の概要(厚労省HP)」より

→ 主要産業における企業の労働時間制度、定年制等、賃金制度等について総合的に調査し、我が国の民間企業における就労条件の現状を明らかにすることが目的。統計法に基づく一般統計調査。

 ・労働時間制度  ・定年制等  ・賃金制度

 

◆「労働力調査」(総務省)

「労働力調査の概要(総務省統計局HP)」より

→ 我が国における就業及び不就業の状態を明らかにするための基礎資料を得ることが目的。統計法による基幹統計調査。

 労働力人口、就業者数・雇用者数、就業時間、完全失業者数(求職理由別など)、完全失業率、非労働力人口など

 

 

では、問題を解いてみましょう。

問題①

 「毎月勤労統計調査」の「現金給与総額」とは、「きまって支給する給与」と「特別に支払われた給与」の合計額である。

 

問題②

 「労働力調査」の「労働力人口」とは、18歳以上の人口のうち、「就業者」と「完全失業者」を合わせたものである。

 

 

 

【解答】

問題① ○

「現金給与総額」 =「きまって支給する給与」+「特別に支払われた給与」 

「きまって支給する給与」 = 「所定内給与」+「所定外給与」

  ※「所定内給与」→ 定期給与(基本給、家族手当等)

   「所定外給与」→ 超過労働給与(時間外手当、休日出勤手当等)

「特別に支払われた給与」 → 特別給与(夏冬の賞与等)

 

問題② ×

 「労働力人口」とは、18歳以上ではなく「15歳以上」の人口のうち、「就業者」と「完全失業者」を合わせたもの。

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