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選択式対策(厚生年金保険法)

R2-159

R2.5.8 選択式の練習/老厚・報酬比例部分の計算ルール

選択式の練習も始めましょう。

サラッと読み飛ばしている箇所も、穴埋め式になると意外と迷うものです。

 

本日は、「老齢厚生年金の報酬比例部分」のルールです。 

 

 

 

ではどうぞ!

 

問 題

老齢厚生年金の報酬比例部分の計算式

 被保険者であった全期間の平均標準報酬額の1000分の<  A  >に相当する額に被保険者期間の月数を乗じて得た額とする。

 

 

【選択肢】

①5.125  ②5.481  ③7.125  ④7.5      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【解答】

A ②5.481

※給付乗率の1000分の5.481は、昭和21年4月1日以前生まれの者は、生年月日に応じた読み替えがあります。(生年月日が古い方が乗率が高く設定されています。)

 

こちらの問題もどうぞ

 報酬比例部分の「平均標準報酬額」とは?

 被保険者期間の計算の基礎となる各月の標準報酬月額と標準賞与額に、<  B  >を乗じて得た額の総額を、当該被保険者期間の月数で除して得た額をいう。

 

【選択肢】

①改定率  ②再評価率  ③調整率  ④マクロ経済スライド率      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【解答】 ②再評価率

 平均標準報酬額とは、簡単に言うと、新入社員時代から退職までの在職中の標準報酬月額と標準賞与額を全部合算して、厚年に加入した月数で割った額のことです。

 しかし、例えば同じ10,000円でも、40年前の新入社員時代と現在では価値がちがいます。過去の賃金を現在の水準に読み替えるために使う率のことを「再評価率」といいます。

 再評価率は、性年度別に設定されていて、毎年度自動的に改定されます。

 

もう一問どうぞ!

 再評価率の改定の仕組み(H18年出題)

※調整期間以外の期間

■新規裁定者(<  C  >歳到達年度前の受給権者)の年金額の改定には、原則として<  D  >を基準とした再評価率を用い、既裁定者(<  C  >歳到達年度以後の受給権者)の年金額の改定には、原則として前年の<  E  >を基準とした再評価率を用いる。

【選択肢】

①消費者物価指数  ②名目手取り賃金変動率  ③実質賃金変動率

④名目賃金変動率  ⑤物価変動率  ⑥65  ⑦68  ⑧70

 

 

 

 

 

 

【解答】 

C  ⑦68   D ②名目手取り賃金変動率  E ⑤物価変動率

参 考

 国民年金の基礎年金は、毎年度「改定率」を改定することによって、年金額を見直しますが、国民年金の「改定率」と厚生年金保険の「再評価率」の改定の仕組みは同じです。

社労士受験のあれこれ