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(令和3年出題より)過去問から学ぶ国民年金法 

R4-084

R3.11.14 国民年金と厚生年金の調整

令和3年の問題から国民年金法を学びましょう。

 

今日は「国民年金と厚生年金の調整」です。

 

 

では、どうぞ!

 

①【R3年問9D

 父が死亡したことにより遺族基礎年金を受給中である10歳の子は、同居中の厚生年金保険の被保険者である66歳の祖父が死亡したことにより遺族厚生年金の受給権を取得した。この場合、遺族基礎年金と遺族厚生年金のどちらかを選択することとなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【解答】

①【R3年問9D】 〇

 基礎年金と厚生年金は支給事由が同じなら、2階建てで併給できます。 

 父が死亡したことによる「遺族基礎年金」と、祖父が死亡したことによる「遺族厚生年金」は、支給事由が異なります。そのため、問題文の遺族基礎年金と遺族厚生年金は併給されず、どちらかを選択することになります。

(法第20条)

 

 

 

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②【H24年出題】※改正による修正あり

 遺族基礎年金は、被保険者又は被保険者であった者の死亡について厚生年金保険法から同一の支給事由による年金たる保険給付を受けるときは、その間、その額の5分の2に相当する額が支給される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【解答】

②【H24年出題】 ×

 遺族基礎年金は、同一の支給事由による遺族厚生年金と併給されます。その場合、 遺族基礎年金も遺族厚生年金も、全額が支給されます。

(法第20条)

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