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社会保険労務士合格研究室

 令和4年の問題を復習しましょう(国民年金法)

R5-120

R4.12.25 R4択一式より 付加年金の計算式

 付加年金の計算式を確認しましょう。

 

では、条文を読んでみましょう。

87条の21

第1号被保険者(保険料の免除を受けている者、国民年金基金の加入員を除く。)は、厚生労働大臣に申し出て、その申出をした日の属する月以後の各月につき、国民年金の保険料のほか、400の付加保険料を納付する者となることができる。

 

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 付加年金は、付加保険料に係る保険料納付済期間を有する者が老齢基礎年金の受給権を取得したときに、その者に支給する。

 

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 付加年金の額は、200に付加保険料に係る保険料納付済期間の月数を乗じて得た額とする。

 

 付加保険料は月400円で、申出をした月から納付できます。

 付加年金は200円×付加保険料の納付月数で計算され、老齢基礎年金に上乗せされて支給されます。

 付加保険料を40年(480月)納付した場合は、付加年金の計算式は200円×480月で、年間96,000円となります。

 

 

では、令和4年の問題をどうぞ!

【問9-B

 第1号被保険者期間中に支払った付加保険料に係る納付済期間を60月有する者は、65歳で老齢基礎年金の受給権を取得したときに、老齢基礎年金とは別に、年額で、400円に60月を乗じて得た額の付加年金が支給される。

 

 

 

 

 

 

 

 

【解答】

【問9-B】 ×

 付加保険料の納付済期間が60月の場合、付加年金の額は年額で、200円」60月を乗じて得た額となります。

付加保険料は月400ですが、付加年金の計算は「200円」で計算するのがポイントです。

 付加保険料を60月間納付した場合、納付した付加保険料はトータルで、400円×60月=24,000円です。

 一方、65歳から支給される付加年金は、200円×60月で、年額12,000円です。

 付加年金を2年受給すれば、納付した付加保険料とイコールになる計算です。

 

 

過去問をどうぞ!

 

①【H27年出題】

 付加保険料に係る保険料納付済期間を300か月有する者が、65歳で老齢基礎年金の受給権を取得したときには、年額60,000円の付加年金が支給される。

 

②【H29年出題】

 寡婦年金及び付加年金の額は、毎年度、老齢基礎年金と同様の改定率によって改定される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【解答】

①【H27年出題】 〇

 付加年金の額は、200円×300か月=年額60,000円です。 

 

②【H29年出題】 ×

 付加年金の額には、改定率による改定はありません。

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