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今日は、平成27年版賃金構造基本統計調査についての問題を解いてみましょう。
調査結果のポイントは、女性の賃金が過去最高になっていることです!
この問題は、平成27年版「賃金構造基本統計調査」の結果を基に、当社会保険労務士合格研究室で作成しています。
平成27年版「賃金構造基本統計調査」の結果はこちら→http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2015/index.html
【問題1】
賃金は、男性335.1千円、女性242.0千円となっており、前年と比べるとそれぞれ増加し、女性の賃金は過去最高となっている。
【問題2】
賃金がピークとなる年齢階級を企業規模別にみると、男性では、全ての企業規模において 50~54歳となっている。女性では、大企業及び小企業において 45~49歳、中企業が50~54 歳となっており、男性に比べ賃金カーブが緩やかとなっている。
【問題3】
雇用形態別の賃金を年齢階級別にみると、正社員・正職員以外は、男女いずれも年齢階級が高くなっても賃金の上昇があまり見られない。
【問題4】
雇用形態別の賃金をみると、 正社員・正職員の賃金を100とすると、正社員・正職員以外の賃金は、男女計で63.9、男性で65.8、女性で69.8となり、雇用形態間賃金格差は男女計で過去最大となっている。なお、賃金格差が大きいのは、企業規模別では、小企業となっている。
【問題5】
短時間労働者の1時間当たり賃金を年齢階級別にみると、最も賃金が高い年齢階級は、男性では、40~44歳で1,253円、女性では、60~64歳で1,090円となっている。
<解答>
【問題1】 ○
男女計304.0千円(前年比1.5%増)、男性335.1千円(前年比1.7%増)、女性242.0千円(1.7%増)。女性の賃金は過去最高。
男女間賃金格差(男性=100)は前年(過去最小)と同水準の72.2。
【問題2】 ○
女性は男性に比べ賃金カーブが緩やかなことがポイント。
【問題3】 ○
正社員・正職員以外は、男女いずれも年齢階級が高くなっても賃金あまり上昇しないことがポイント。
【問題4】 ×
雇用形態間賃金格差は男女計で過去最小。
賃金格差が大きいのは、大企業。
【問題5】 ×
最も賃金が高い年齢階級は、男性60~64歳で1,253円、女性30~34歳で1,090円。
なお、短時間労働者の1時間当たり賃金は、男性が1,133円、女性が1,032円 。いずれも過去最高。
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