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労一 中高年者縦断調査より

R3-359

R3.8.17 第15回中高年者縦断調査(厚生労働省)より

 今日は「第15回 中高年者縦断調査(厚生労働省)」をみていきましょう。

・調査の目的

 この調査は、団塊の世代を含む全国の中高年者世代の男女を追跡して、調査し、高齢者対策等厚生労働行政施策の企画立案、実施等のための基礎資料を得ることを目的としています。

 平成17年度を初年として実施しています。

・調査の対象

 平成17年10月末時点で 50~59 歳であった全国の男女を対象とし、そのうち、第 13回調査又は第14回調査において協力を得られた者を調査客体としています。第15回調査における対象者の年齢は、64~73 歳です。

 

ではどうぞ!

空欄を埋めてください。

(就業状況の変化)

 第1回調査から 14年間の就業状況の変化をみると、「正規の職員・従業員」は、第1回38.5%から第15回4.1%と減少している。

一方、「パート・アルバイト」は、< A >。

【選択肢】

① ほぼ横ばいの状況である

② 10ポイント以上減少した

③ 10ポイント以上増加した

 

(就業希望と求職の状況)

 第15回調査で「仕事をしていない」者について、就業希望の有無をみると、「仕事をしたい」者の割合は16.3%、「仕事をしたくない」者は80.9%となっている。また、「仕事をしたい」が求職活動を「何もしていない」者の割合は 12.2%となっている。

 求職活動をしていない理由別にみると、「< B >」の 19.3%が最も高く、次いで「希望する仕事がありそうにない」の 17.4%となっている。

【選択肢】

① 知識、能力に自信がない

② 病気・けがのため

 

(これからの生活設計)

 第15回調査時のこれからの仕事の希望をみると、「仕事をしたい」は「65~69 歳の仕事」では 56.4%、「70 歳以降の仕事」では 39.0%となっている。

 これからの仕事について、「仕事をしたい」理由では「< C >」と答えた者が 51.2%と最も高く、次いで「条件が合う仕事があるならしたい」の 19.1%となっている。

【選択肢】

① 生活費を稼ぐため、仕事をしなければならない

② 企業への貢献や生きがいのため、 ぜひ仕事をしたい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【解答】

(就業状況の変化)

A ① ほぼ横ばいの状況である

「パート・アルバイト」は、第1回16.8%から第15回16.9%と、ほぼ横ばいの状況である。

 

(就業希望と求職の状況)

B ② 病気・けがのため

 

(これからの生活設計)

C ① 生活費を稼ぐため、仕事をしなければならない

★「仕事をしたい」者が希望している仕事のかたちは、「65~69 歳の仕事」、「70 歳以降の仕事」のいずれの年齢でも、「雇われて働く(パートタイム)」が 24.9%、14.7%と最も高く、次いで「自営業主」が 10.5%、9.2%となっている。

 

参照 → 厚生労働省「第 15 回中高年者縦断調査(中高年者の生活に関する継続調査)の概況」

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