合格まで一緒に頑張りましょう!合言葉は「毎日コツコツ」

社会保険労務士合格研究室

健康保険法 国庫負担

R5-346

R5.8.8 健康保険事業の事務の執行

 健康保険の事務費についてみていきましょう。

 

条文を読んでみましょう。

151条 (国庫負担)

 国庫は、毎年度、予算の範囲内において、健康保険事業の事務(前期高齢者納付金等、後期高齢者支援金等及び日雇拠出金並びに介護納付金の納付に関する事務を含む。)の執行に要する費用を負担する

 

152条 

① 健康保険組合に対して交付する国庫負担金は、各健康保険組合における被保険者数を基準として、厚生労働大臣が算定する。

② ①の国庫負担金については、概算払をすることができる。

 

 

 健康保険の事務費については、国が負担しています。

 

 

では、過去問をどうぞ!

①【H29年出題】

 健康保険事業の事務の執行に要する費用について、国庫は、全国健康保険協会に対して毎年度、予算の範囲内において負担しているが、健康保険組合に対しては負担を行っていない。

 

 

②【H23年選択式】

1 国庫は、毎年度、< A >の範囲内において、健康保険事業の事務(前期高齢者納付金等、後期高齢者支援金等及び日雇拠出金並びに< B >の納付に関する事務を含む。)の執行に要する費用を負担する。

2 健康保険組合に対して交付する国庫負担金は、各健康保険組合における< C >を基準として、厚生労働大臣が算定する。

3 上記2の国庫負担金については、< D >をすることができる。

 

 

 

 

 

 

 

【解答】

①【H29年出題】 ×

 健康保険事業の事務の執行に要する費用については、全国健康保険協会だけでなく、健康保険組合に対しても、国庫が負担しています。

 

 

②【H23年選択式】

A 予算

B 介護納付金

C 被保険者数

D 概算払い

 

★介護納付金とは?

 介護保険の第2号被保険者(40歳~64歳)の介護保険料は、医療保険料と一体的に各医療保険者が徴収します。

 ↓

 徴収した介護保険料は、「介護納付金」として社会保険診療報酬支払基金に納付します。

 ↓

 社会保険診療報酬支払基金から、各市町村に交付されます。 

社労士受験のあれこれ